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医療法人 一藤会ふじ眼科クリニック

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目の病気について結膜下出血目の病気一覧に戻る

結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)とは、目の白い部分(結膜)とその下にある血管が破れて、血液が結膜下に漏れ出す状態を指します。この状態では、目の白い部分に赤い斑点や斑が現れることがありますが、目自体の痛みや視力障害はほとんどありません。

結膜下出血の主な原因

1.物理的な刺激や圧力

例えば、強く目を擦ったり、咳、くしゃみ、重い物を持ち上げたときの力が直接目にかかることが原因になることがあります。

2.血圧の急激な変動

高血圧や、急激な血圧上昇(たとえば、重いものを持ち上げたり、激しい運動をしたとき)によって血管が破れることがあります。

3.血液疾患

血液の凝固異常(血友病や血小板減少症など)がある場合、少しの衝撃でも血管が破れやすくなります。

4.薬の影響

抗凝固薬(血をサラサラにする薬)や抗血小板薬を服用している場合、出血が起こりやすくなります。

5.外的衝撃

目に直接衝撃を受けたときにも発生することがあります。

結膜下出血の主な症状

結膜下出血の主な症状は、目の白い部分に現れる赤い斑点です。多くの場合、痛みや視力障害は伴わず、数日から1週間ほどで自然に回復します。

特別な治療は必要ないことがほとんどですが、以下の場合には注意が必要です:

・出血が広範囲にわたる場合

・頻繁に繰り返す場合

・出血とともに痛みや視力低下を伴う場合

これらの症状が見られる場合は、眼科医を受診して診断を受けることをお勧めします。

結膜下出血自体は通常は軽度の症状であり、自然に回復することが多いですが、繰り返す場合や重篤な場合は、他の疾患の兆候である可能性もあるため、医師に相談することが大切です。

予防方法

結膜下出血は多くの場合、軽度のもので自然に回復しますが、予防ができれば再発を防ぐことができます。以下の方法で結膜下出血を予防することが可能です。

1. 目を擦らないようにする

目を強くこすったり、押したりすると血管が破れやすくなります。特に目がかゆいときでも、なるべく擦らないように心がけましょう。

2. 強い圧力を避ける

激しい運動や重いものを持ち上げる際に無理に力を入れると、血圧が急上昇し、血管が破れることがあります。無理な力を避け、ゆっくりとした動作を心がけましょう。

3. 定期的に血圧を管理する

高血圧が原因で結膜下出血が起こることがあります。血圧が高いと感じる場合や、高血圧症のリスクがある場合は、定期的に血圧を測定し、正常範囲に保つよう努めましょう。特に、高血圧の人は、医師の指示に従って治療を受けることが重要です。

4. 薬の使用に注意する

抗血小板薬や抗凝固薬(血をサラサラにする薬)を服用している人は、血が止まりにくくなるため、出血が起こりやすくなります。薬を服用中で気になる場合は、医師に相談して、薬の管理や調整を行うことが重要です。

5. 目の健康を保つ

目の乾燥や刺激を防ぐため、エアコンや暖房を使う際に湿度を保ったり、目薬で乾燥を防ぐことが役立ちます。また、目を長時間使う仕事をしている場合は、休憩を取ることも大切です。

6. 適切な睡眠と生活習慣

睡眠不足や疲れが溜まると、免疫力が低下し、目が傷つきやすくなることがあります。規則正しい生活と十分な睡眠を確保することが予防につながります。

7. 喫煙を控える

喫煙は血管に悪影響を与え、血管が脆くなりやすくなります。喫煙を控えることで、血管の健康を守り、結膜下出血のリスクを減らすことができます。

8. 眼鏡やゴーグルを使用する

目に衝撃を与えやすい活動(スポーツや作業など)をする場合は、保護眼鏡やゴーグルを着用して目を守ることが重要です。

結膜下出血自体は重大な健康問題を引き起こすことは稀ですが、繰り返し起こる場合や他の病気のサインとして現れることもあります。予防策を講じつつ、何度も発生する場合や気になる症状がある場合は、医師に相談することをお勧めします。

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