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医療法人 一藤会ふじ眼科クリニック

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目の病気について角膜炎目の病気一覧に戻る

角膜炎(かくまくえん)とは、目の前面にある透明な組織である角膜に炎症が生じる疾患です。角膜は光を屈折させて視力を助ける重要な役割を果たしており、その炎症が視力に影響を及ぼすことがあります。

感染

細菌性角膜炎

2細菌による感染。
コンタクトレンズの使用や外傷による感染が原因となることがあります。

ウイルス性角膜炎

ヘルペスウイルス(単純ヘルペスウイルスなど)やアデノウイルス(風邪の原因となるウイルス)が原因となります。

真菌性角膜炎

真菌(カビなど)による感染。

**原虫性角膜炎**

アメーバなどの原虫が原因となることがあります。

非感染性の要因

アレルギー

花粉症やアレルギー性結膜炎が原因となり、角膜にも炎症が及ぶことがあります。

乾燥症(ドライアイ)

涙液の分泌が不足して目が乾燥し、角膜に傷がつくことがあります。

外傷

異物が目に入ったり、擦ったりすることによる傷や炎症。

化学薬品

目に化学薬品や煙が入った場合に起こる角膜の炎症。

免疫反応

自己免疫疾患や過剰な免疫反応によって角膜が炎症を起こすことがあります。

角膜炎の主な症状

角膜炎の症状は、原因や重症度によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります:

目の痛みや不快感

視力の低下

目の充血(赤み)

涙が多く出る

目のかすみやぼやけ

光に対する敏感さ(光過敏)

まぶたが腫れることもある

予防方法

角膜炎の予防には、原因となる要因に応じた対策を講じることが重要です。以下は、一般的な角膜炎の予防法です。

1. コンタクトレンズの適切な取り扱い

コンタクトレンズを使用している場合、角膜炎のリスクが高くなることがあります。以下の予防策を守ることが重要です:

・清潔な手で装着・取り外し:コンタクトレンズを触る前には必ず手を洗い、清潔な状態で取り扱いましょう。

・レンズの定期的な交換:レンズの使用期限を守り、定期的に新しいレンズに交換しましょう。

・レンズの洗浄:使用後は必ず専用の洗浄液でレンズを洗浄し、ケースも清潔に保ちます。

・寝る前に外す:長時間装着し続けないよう、寝る前に必ず外しましょう。

・目の異常がある場合はすぐに使用を中止:目が赤くなったり、痛みが生じた場合はコンタクトレンズの使用を中止し、眼科を受診しましょう。

2. 目の衛生管理

目をこすらない:
目を手でこすったり触ったりすると、細菌やウイルスが目に入って感染を引き起こすことがあります。

手洗いを徹底:
目を触る前には手をしっかり洗いましょう。特に風邪やアレルギーの症状があるときには、目に触れないよう注意が必要です。

清潔なタオルやシーツを使う:
目に直接触れるタオルやシーツ、枕カバーなどは清潔に保ち、定期的に洗濯しましょう。

3. アレルギー対策

アレルギーが原因で角膜炎が起こることがあります。特に花粉症などがある場合は以下の対策を講じると良いです:

・アレルギー薬の使用:目のアレルギー症状が出た場合は、抗アレルギー点眼薬や内服薬を使用し、早期に症状を抑えましょう。

・花粉やホコリから目を守る:花粉の多い時期には外出を控える、眼鏡を着用する、外出後に顔や目を洗うなどの対策を取ることが有効です。

・空気清浄機の使用:室内のアレルゲンを減らすために空気清浄機を使用することも有効です。

4. 乾燥対策(ドライアイの予防)

ドライアイが角膜炎のリスクを高めるため、乾燥を防ぐことが大切です:

・人工涙液の使用:目が乾燥しやすい場合、人工涙液を使用して乾燥を防ぎます。

・加湿器の使用:室内が乾燥していると目が乾燥しやすいため、加湿器を使って湿度を保つことが有効です。

・目を休ませる:パソコンやスマートフォンを長時間使用する際には、定期的に目を休ませるよう心がけましょう。

5. 目の外傷を避ける

・異物が入らないよう注意:風やホコリ、煙などの環境で目を守るために眼鏡やサングラスを着用することが有効です。

・スポーツや作業時の保護具使用:スポーツや作業中に目にケガをしないよう、適切な保護具(例:ゴーグル)を使用することが推奨されます。

6. 感染症予防

・ウイルスや細菌から目を守る:風邪やインフルエンザ、結膜炎などの感染症が流行している時期には、手洗いやうがいを徹底し、目を触らないようにすることが重要です。

・衛生的な環境を維持する:公共の場所や施設(プールなど)では、衛生的な環境を保つことが大切です。また、コンタクトレンズを使用している場合は、プールでの使用は避けましょう。

7. 定期的な眼科検診

定期的に眼科で目の健康チェックを受けることが、早期に異常を発見し、角膜炎の予防に繋がります。特にコンタクトレンズを使用している場合や、目に違和感を感じることがあれば、早めに専門医を受診することが大切です。

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