生涯良く見えて、快適で充実した人生を。

医療法人 一藤会ふじ眼科クリニック

社保・国保 各種保険取扱い
労災・難病・生活保護指定医療機関
自賠責保険取り扱い

目の病気について花粉症目の病気一覧に戻る

花粉症(かふんしょう)とは、花粉が原因で起こるアレルギー反応の一つで、特に春や秋に多く見られます。植物の花粉が空気中に飛び散り、これを吸い込むことで免疫システムが過剰に反応し、さまざまな症状が現れます。

花粉症の主な原因

花粉症の原因となる花粉には、以下のようなものがあります:

・スギ(春の花粉症の代表)
・ヒノキ(春)
・ブタクサ(秋)
・イネ科の植物(夏)

花粉症の発症メカニズム

花粉が鼻や目に触れると、免疫システムがこれを異物として認識し、過剰に反応します。この反応として、ヒスタミンなどの化学物質が分泌され、炎症やかゆみ、鼻水などの症状を引き起こします。

花粉症の主な症状

花粉症の主な症状には以下があります:

・鼻水や鼻づまり

・くしゃみ

・目のかゆみや目の充血

・喉のかゆみやイガイガ感

・頭痛や倦怠感

予防方法

花粉症の予防には、花粉との接触を避けることが最も効果的です。以下の方法を実践することで、花粉症の発症を防ぎ、症状を軽減することができます。

1. 花粉の飛散を避ける

・花粉情報をチェック

花粉が飛ぶ時期や飛散量を天気予報や専用アプリで確認し、外出を避けることが重要です。

・外出時間を調整する

花粉が多く飛ぶ時間帯(通常は午前10時~午後3時)を避け、外出を控えることが有効です。

・風の強い日を避ける

風が強いと花粉が遠くまで飛び散るため、風の強い日には外出を控えたほうが良いです。

2. 外出時の対策

・マスクを着用

花粉を吸い込まないように、外出時には花粉症用のマスクを着用することが有効です。特に「PM2.5対応マスク」や「花粉対策用マスク」は花粉を95%以上カットするものもあります。

・メガネやサングラスを使う

花粉が目に入らないように、目を守るためにメガネや花粉用のサングラスを着用すると効果的です。

・服装を工夫する

長袖・長ズボンを着用し、花粉が体に付着するのを防ぎます。外出後は服を軽く払ってから家に入るとよいでしょう。

3. 帰宅後の対策

・顔や手を洗う

帰宅後、顔を洗い、目や鼻をしっかり洗浄して、花粉を落としましょう。

・髪の毛を洗う

髪に花粉が付いていることがあるので、外出後には髪を洗うことをおすすめします。

・服を着替える

外出中に付着した花粉を室内に持ち込まないために、帰宅後はすぐに服を着替えると良いです。

4. 室内での対策

・窓を閉める

花粉が室内に入り込まないように、花粉の飛散時期には窓を閉めておきます。

・空気清浄機を使う

花粉をフィルターで除去できる空気清浄機を使うと、室内の花粉の量を減らせます。HEPAフィルター付きのものが効果的です。

・換気を工夫する

換気は必要ですが、花粉が多い時期は時間帯を選んで、花粉が少ない時間帯に行うとよいです。

5. 生活習慣の改善

・食事に注意する

アレルギー反応を抑える食事(抗酸化作用がある食物やオメガ3脂肪酸を含む食品など)を摂ると良いです。例えば、ヨーグルトに含まれるプロバイオティクスが免疫力を高めるとも言われています。

・ストレスを減らす

ストレスは免疫系に影響を与えるため、リラックスする時間を作り、心身の状態を整えることが予防に役立ちます。

6. 薬物による予防

・抗ヒスタミン薬を使用する

花粉症の症状がひどくならないように、医師に相談して事前に抗ヒスタミン薬を処方してもらうことも有効です。花粉の飛散が始まる前から服用を始めると、症状の発症を予防することができます。

・点鼻薬・点眼薬を使う:花粉症がひどくなる前に、点鼻薬や点眼薬を使用することも予防につながります。

7. 免疫療法

・舌下免疫療法

免疫療法は、アレルゲンを少しずつ体に入れて免疫を慣らしていく方法で、花粉症の根本的な改善を目指します。花粉の飛散前に開始することが推奨されており、数ヶ月にわたる治療が必要です。

これらの予防法を組み合わせて実践することで、花粉症の症状を軽減したり、発症を防いだりすることができます。花粉症は完全には治らないこともありますが、早めの対策が効果的です。

WEB予約

現在の待ち時間

ふじ眼科通信

LINE