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医療法人 一藤会ふじ眼科クリニック

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近視(きんし)は、遠くのものがぼやけて見える視力障害の一つです。眼球が通常よりも長かったり、角膜(眼の表面の透明な部分)が強すぎたりすると、光が網膜の前で焦点を結んでしまいます。このため、遠くの物体はぼやけて見え、近くの物体は比較的はっきりと見えるのが特徴です。

近視の主な原因

近視の主な原因は、遺伝的要因と環境的要因が複合的に影響しています。以下にそれぞれの要因を詳しく説明します。

1. 遺伝的要因

近視は遺伝的に引き継がれることが多いとされています。両親のいずれかが近視の場合、その子どもが近視になるリスクが高くなります。特に、両親ともに近視の場合、子どもが近視になる確率が高くなると言われています。

遺伝子が関与しており、視力の発達や眼球の形状に影響を与える遺伝的要因が関係していると考えられています。特定の遺伝子が近視の発症や進行に関与していることが分かってきていますが、完全に解明されているわけではありません。

2. 環境的要因

環境要因も近視の発症や進行に大きく関わっています。以下のような要因が近視を引き起こすことがあります:

・近くのものを長時間見る

スマートフォンやパソコン、読書など、近くの物を長時間見ることが多いと、眼球が伸びて近視が進行することがあります。特に子どもや若者においては、長時間の近距離作業が近視を悪化させる原因になるとされています。

・屋外活動不足

近年の研究によると、屋外で活動することが近視の予防に有効であることが分かっています。日光に当たることが眼の健康に良い影響を与え、近視の進行を抑える可能性があります。屋外活動が少ない現代社会では、近視が増加傾向にあるとも言われています。

・過度な光の使用や視覚の負担

明るすぎる光や、逆に暗すぎる環境で目を使うことも視力に悪影響を与える可能性があります。

3. 視覚的ストレス

長時間にわたる集中した作業(例えば、コンピュータ画面を見続けることや読書など)は、目に負担をかけ、近視を進行させることがあります。特に、モニターのブルーライトや長時間のディスプレイ操作も目の疲れを引き起こし、視力に悪影響を与えることがあります。

4. 成長過程

思春期を迎えると、目の成長とともに近視が進行することが一般的です。特に、眼球が発達し、長くなることが近視の原因となります。この過程で、眼球が過剰に伸びることで、光が網膜の手前で焦点を結ぶことになります。

近視の原因は、遺伝的な要因と環境的な要因の両方が関わっています。遺伝的に近視の素因がある場合でも、環境の影響(特に近距離作業や屋外活動の不足など)が加わることで、近視が発症または進行しやすくなります。そのため、近視の予防や進行を抑えるためには、遺伝的要因に加えて、環境的な要因にも注意を払うことが重要です。

近視の主な症状

近視(きんし、Myopia)の主な症状は以下の通りです:

1.遠くが見えにくい

近視の最も典型的な症状は、遠くのものがぼやけて見えることです。例えば、遠くの看板やテレビの画面が不鮮明に見える場合があります。

2.目を細める

遠くのものが見えにくいため、無意識に目を細めたり、顔を近づけて見ようとすることがあります。

3.眼精疲労

近くのものを見るときに目を過剰に使うため、目の疲れを感じることがあります。長時間の読書やコンピューター作業などで特に感じやすいです。

4.視力の低下

近視が進行するにつれて、視力が悪化し、遠くの物体がさらにぼやけることがあります。

5.視力が変動することも

近視の進行や、特に眼鏡やコンタクトレンズを使い始めた初期に、視力が一時的に不安定になることがあります。

6.目が乾燥しやすい

長時間の近距離作業や集中によって、目が乾きやすく、かすみ目を感じることがある場合もあります。

これらの症状がある場合は、視力の測定を受けて、近視が疑われる場合は眼科で診断を受け、適切な治療や矯正を検討することが大切です。

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